鰻と色欲

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蒲焼に日本酒垂らしつつおもふ茂吉にのこりゐし色欲を

栗木京子氏の歌集「けむり水晶」の一首です。
上記は冒頭、2首目の歌、まぁ、なんと人の色欲まで気にせずとも良いものを。
そう思いながら気になったので齋藤茂吉と鰻の関係を調べてみました。
まぁ、そうとうな鰻好きだったんですね。

茂吉の日記から食べた鰻を数えた人がいたようで、なんと1000匹あまりだとか。
毎週食べたって1年で50匹、20年も掛かります。
実際、44歳で鰻好きになり、68歳ころでは流石に脂っこいものが苦手になったのか関心を示さなくなるそうで、その間の約20年間に食べまくったとか。
その辺りの顛末はこちらに詳しく

http://www.irago.co.jp/documents/mokichi.html

ついでに色欲の方も調べてみる。
相手は愛弟子である永井ふさ子。
なんと送った恋文は150通に及びます。五十路を超えた大歌人がまるで、年端のない青年のような情熱にあふれた手紙をしたためています。
そちらの顛末はこちら

http://www.shimintimes.co.jp/yomi/aruku/217.html

1首でこれだけ楽しめるのもいいですねぇ。
素通りしても良いのだけど茂吉という誰でもしっている名前に蒲焼、色欲などの意味深な言葉があると気になるというもの。

蒲焼からこれだけ話題が膨らむものなんですねぇ。
栗木さんも蒲焼から、これだけ話題性のある歌を。
私も、その歌からこれらの興味深い文をみつけました。
通り過ぎれは単なる蒲焼、みつめればひとつの人生です。
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テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

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数年ほど前に鹿児島のとある山里の古民家に移住し、昼は野山を、夜はネットを徘徊しています。

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